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タイ語通訳日記

通訳訓練、語学学習法としてのシャドーイング

通訳講座を受講すると、そのカリキュラムには、必ず、「シャドーイング」という項目が入っています。これは、「発言内容を聞き、2、3秒の遅れをとりながら、影、つまり、シャドーの様に、発言内容を繰り返す」という通訳訓練方法です。最近は、通訳のための訓練だけではなく、語学学習全般にも取り入れられ始めています。

シャドーイングは、実際にやってみると、なかなか難しく、初心者の場合は、数分も続かない事が多いと思います。

シャドーイングを推奨する人は、「聞く訓練と話す訓練を同時に行う事が出来る」というメリットをあげています。また、同時通訳を行う際には、シャドーイングが出来る事が大前提となります。同時通訳は、シャドーイングに加えて、「聞いた言語を、瞬時に他の言語に訳す」という作業が加わりますから、シャドーイングよりもさらに難易度が高くなるためです。

しかし、一部の通訳者は、このシャドーイングには意味がないのではないかと批判する人もいます。批判の理由は、オウム返しの訓練をいくらしても、通訳者にとって最も大切な、「意味の中心を見つけ出す」という能力は鍛える事が出来ないのではないかという理由です。「シャドーイングは、通訳者養成にとっては、メリットよりも、デメリットの方が大きい」とまで言う人がいます。

私の意見としては、教材を適切に選べば、シャドーイングは、「模範的な発音のネイティブのスピーチ、例えば、アナウンサーによるスピーチなどを選択する事によって、美しい発音やイントネーション、自然な文型な表現を身につけるのみ役立つ」というメリットがある様な気がします。また、外国語の学習の際に、音声を聞き流すよりも、学習の際の集中力を高める事が出来るというメリットもあると思います。シャドーイングをしていれば、他の事柄を考え込んでしまい、学習にならないという事はないですからね。

特に、タイ語の様な、音声が重要な言語の学習の場合には、シャドーイングは非常に有効な学習法だと思います。

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