4月7日、タイの運輸大臣であるサックサヤーン・チットショープ氏がCOVID-19に感染したことが確認されました。彼は高熱のため、ブリーラム病院に入院しました。 運輸大臣は4月6日に同病院を訪れPCR検査を受けたところ陰性でしたが、翌日38度の熱が出たため再度訪問し、血液検査で感染が確認されました。 サックサヤーン氏は、プームチャイ・タイ党の幹事長であり、ブリーラム県の有力者として知られています。彼と濃厚接触したアヌティン保健相やピパット観光相など複数の閣僚も14日間の自宅隔離措置を受け、リモートで勤務することになりました。 4月10日の追記によると、運輸大臣の側近3名が3月31日にトンローにあるナイトクラブ「Krystal Club」を、4月1日に「Emerald Club」を訪問しており、これが感染源と見られています。運輸大臣自身はナイトクラブを訪れていないとされています。 これらのクラブは、顧客1人当たり数万から数十万バーツの料金がかかる高級ナイトクラブで、政財界のVIP顧客を多数集めています。駐タイ日本大使も同じ地域のナイトクラブで感染したことが知られています。 さらに4月12日の追記では、側近のラウィット氏が複数回ナイトクラブを訪問しており、そこで感染した後、運転手やボディーガードを通じて運輸大臣にも感染が広がったと説明されています。 参考: 1. [The rise and fall of Saksayam Chidchob, Thailand’s first COVID-positive Cabinet minister – Thai PBS World](https://www.thaipbsworld.com) 2. [Transport Minister Saksayam ‘has Covid-19’ – Nation Thailand](https://www.nationthailand.com) 3. [Thailand News Today | Steep rise in Bangkok cluster, Monk rescued from cave – Thaiger](https://thethaiger.com) 4. [Thai transport minister says his COVID-19 unrelated to Bangkok nightlife outbreak – Coconuts](https://coconuts.co)